採用情報

中央技術研究所
W.Mさん
最小限の労力で最大の成果を上げる
入社のきっかけ
私は、高専・大学・大学院(修士)の9年間、土木系の学科で学び、いずれもコンクリート研究室に配属されていました。研究と聞くと、部屋に引きこもって黙々とデータを解析する印象をお持ちの方もいらっしゃると思いますが、私は構造実験を主とした実験的研究をしており、生コンクリート車を手配して実験用の部材を作製することもしばしばあり、生コンクリートは身近な存在でした。何よりも、自分で手を動かし段取りをすること、そして実験を進めることにやりがいを感じていたことから、地元である千葉県の生コンクリートメーカーを希望したことが、入社のきっかけです。

今の仕事について
生コンクリート工場で使用する原材料(セメント、水、骨材)の品質検査のうち、薬品や特別な試験装置を必要とする試験を研究所で一括して実施しています。他には、研究所に配備された試験器具を工場へ持ち込んで、生コンクリートや硬化したコンクリートの品質を確認する計測業務を実施したり、大学、ゼネコンやコンサルから依頼された実験を研究所あるいは工場で実施しています。建設現場から工場へ上がったひび割れ等の品質クレームに対して、専門的な見解を工場の方々と一緒に議論するといった、技術的なサポートもしています。また、実験の成果を日本建築学会や日本コンクリート工学会の年次大会等で発表したり、各種学会の委員会活動に参加したりするなど、教育機関やゼネコンとの交流を図っています。

今後の目標
現在、業務を自分の裁量で進めることができる環境のため、従来の方法に改善点があると判断したときには、知識と経験を活かして創意工夫をし、失敗を未然に防ぐ方法や人件費を削減できる方法を常に模索しています。ときにはお蔵入りするアイデアもありますが、成功のための失敗を重ねることは苦ではなく、むしろやりがいを感じます。「環境が人を変える」という受動的な言葉がありますが、私は「人が環境を変える」スタイルの方が、仕事をしていてやりがいを感じます。
「現状の自分に満足していない」「もっと実力を身につけたい」という感情は、誰よりも強く、将来、管理職などの立場になったときにも、自分の目で見て手を出して経験し、それを糧に成長し続けるというスタンスは貫き通そうと思います。
当社は、文系・理系を問わず、様々な分野の出身の方が働いています。色々な感性を持った人が集まるからこそ、誰も思いつかない斬新なアイデアが生まれるのではないかと思います。また、生コンクリート業界の常識が、世間一般の非常識であることも、往々にしてあると思います。業界の定説にとらわれず、研究所、さらには当社に新しい風を吹かせてくれる方と一緒に働いてみたいですね。
